【人物図鑑】一騎当千の兵が参集するプラットフォームで新規ビジネスを起こす

【画像】東暢昭社長@誠和コンサルティング

誠和コンサルティング株式会社
代表取締役社長
東暢昭

【画像】東暢昭社長@誠和コンサルティング
誠和コンサルティング株式会社
代表取締役社長
東暢昭

【ひがし・のぶあき】
福岡県八女市出身、1959年2月1日生。福岡県立八女高校、佐賀大学経済学部卒。1981年4月筑邦銀行入行。2000年2月大川支店長、2006年4月業務部長、2007年6月総合企画部長、2010年6月取締役総合企画部長。2012年6月常務取締役。2017年6年月同行退任後に個人起業。2019年5月誠和コンサルティング株式会社を設立して、代表取締役社長に就任。Re-Gaia協同組合監事。趣味は『大東流合氣柔術』と『新陰流剣術』。

【3Points of Key Person】

◎ 新規事業やビジネスを生み出すプラットフォームとなる会社
◎ 筑邦銀行出身、常務取締役を歴任後に個人創業
◎ 還暦後に設立した会社で多彩なビジネスを立ち上げていく

還暦後の会社設立で社長に就任

【画像】東暢昭社長@誠和コンサルティング

長年、銀行マンを務めて個人起業し、還暦後に会社を設立して社長に就任した。東社長 は、「人の役に立つ、〝何でもできる会社〟にしようという思いでスタートした。企業経営の現場で困っていることに対して、解決に向けた知恵を出し、人の紹介もしながら、ビジネスを組み立てていくお手伝いをしている」と、自社の取り組みについて紹介する。

社名である『誠和』については、「至誠と調和」を企業理念とするという意味を込めて、同社の代表取締役会長であり、元九電工社長・会長を務めた橋田紘一氏と二人で決めたという。橋田会長はKAIL(九州アジア経営塾)の塾長でもあり、東社長も1期生としてKAILで学んで以来、薫陶を受けている。会社は「お客さまの課題解決をサポートする」、「失敗を恐れずに先見性と革新を旨に新たな事に挑戦する」を社是とする。

現在、同社が手掛けている事業の一つが、イノシシなどの害獣や廃棄野菜などを処理して肥料にしていくリサイクル処理機『チッキ・バリュー・リサイクル・ドライヤー(CVRD)』を活用したビジネスの推進だ。主に害獣被害に悩む自治体や第三セクターなどで導入が進む同機の普及に関しては、関連する中小企業者を組合員とした事業協同組合『Re-Gaia協同組合』を設立して推進している。
組合事務局を同社で担当しており、「イノシシをはじめとする害獣や豚骨ガラ、廃棄野菜、食品残差物などを処理し、肥料や飼料としてもう一度価値のあるモノにリサイクルしていくことで循環型社会の実現に貢献していく」「他がやっていないことに挑戦したい。イノシシの骨からの抽出成分を用いた医薬品分野への応用も考えている」「また、バイオマス発電で生じる消化液問題に対しても過熱水蒸気組込タイプのCVRDを用いることで肥料化していくリサイクル事業にも取り組んでいきたい」と、東社長は意欲的だ。

新規事業創出を担うプラットフォームとなる会社へ

【画像】東暢昭社長@誠和コンサルティング

「家庭の都合もあり自宅から通える大学へ進み、また自宅から近く転勤が少ない就職先を考えたら、地元の銀行だった。いま振り返ると、得難い経験や様々な勉強をさせてもらった。本当にお客さまをはじめとした人との出会いに恵まれた」と目を細める。
東社長は1981年4月、筑邦銀行に入行し社会人としての第一歩を踏んだ。

入行後、20歳代後半に仕事でも役立つと考えて、中小企業診断士の資格を習得した。銀行員時代の思い出の一つは、取引先の経営再建だった。約1年間、取引先の事業再生に専念し眠れない日も経験したが、経営者とひざを突き合わせながら話し合い、取引先と銀行の連携により、会社を再建、存続させることができた。
その後、2000年2月に大川支店長として赴任、2006年4月業務部長に就いた後、2007年6月総合企画部長に就任し銀行経営の舵取りをサポートした。

総合企画部長時代には2008年のリーマン・ショックも経験した。
「リーマン・ブラザーズの倒産は、最初は他人事だと思ったが、株価が下がり、債券も損が出て、企業倒産も増えた。総合企画部は銀行の決算も担当しており、当初黒字予想だった決算が期末の大型倒産の影響もあり赤字決算になってしまった。銀行の場合、赤字はいろいろな方面に対して様々な影響を与えてしまう。この経験から銀行が持つ社会的な責任の重さと、企業にとって赤字の持つ意味を痛感した」と当時を振り返る。

人生の転機は、銀行を辞めたことだったとする東社長は、「60歳までに自分で何かに挑戦したいと考えていた。具体的な当てがあるわけではなかったが、残りの人生でいろいろやってみたいとの思いも強かった」ことを明かす。

また、会社自体も従来型の《雇用主―従業員》という雇用形態と一線を画す。
会社には個人事業主や各分野のエキスパートが参集して来るなど、「一騎当千の兵が集まって来ている。会社を、いろいろなヒトたちの力を結集して新規のビジネスを起し、事業として発展させていくような新たなプラットフォームにしていきたい」と思いを馳せる。

「人生是一場劇」の精神で挑戦していく

【画像】東暢昭社長@誠和コンサルティング

循環型ビジネスモデルづくり、再生可能エネルギーのコミュニティー構築、アグリ(農業)ビジネスへの参入。ベトナムや台湾との海外ビジネス……。
多彩な人物らが集う同社では、今後に向けたビジネス構想も多岐にわたる。

好きな言葉として「人生是一場の劇なり」を挙げる。「人生は短い。みんながそれぞれの人生において役割がある。これからは自分の好きな役割に挑戦していくことが大事だと思う。今の時代は失敗しても命までは取られない。まずは挑戦してみる事」と前向きに語る。

尊敬する人物は山岡鉄舟。かつて西郷隆盛が「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は始末に困るが、そのような人でなければ天下の偉業は成し遂げられない」と賞賛した鉄舟の「肚」の座り方にあこがれている。
日頃は日本古来の『新陰流剣術』と合気道の源流である『大東流合氣柔術』の修練を続ける。
企業経営を手掛けていきながら、日本の伝統・文化である剣術や柔術を後世に残していくためにも今後、志ある人達に教授していきたいとの思いを暖めながら、忙しい日々を送る。

DATA

名 称:誠和コンサルティング株式会社

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