【人物図鑑】ベンチャー企業向け上場支援や販路開拓で九州の地域振興を図る

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古賀マネージメント総研株式会社
代表取締役
古賀光雄

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古賀マネージメント総研株式会社
代表取締役
古賀光雄

【こが・みつお】
福岡県久留米市出身、1946年12月1日生、福岡県立久留米高校卒~福岡大学商学部卒。1969年伏見公認会計士事務所に入所、1975年アーンスト・アンド・ウィニー会計事務所を経て、1978年等松・青木監査法人(現有限責任監査法人トーマツ)に入所。1984年公認会計士登録。1988年社員(現パートナー)に就任。1995年代表社員(現パートナー)に就任と同時にトーマツ コンサルティング株式会社の代表取締役に就任。1997年10月トーマツ・ベンチャーサポート株式会社の設立に伴って代表取締役に就任。2011年12月退職。2012年2月古賀マネージメント総研株式会社を設立して代表取締役に就任。現在、一般社団法人九州ニュービジネス協議会新規事業支援委員会委員長、福岡市創業者応援団会長、福岡県ベンチャーマーケット副会長などを務め、元熊本大学客員教授や元福岡大学商学部非常勤講師などを歴任した。


 【3Points of Key Person】

◎ベンチャー企業向けの上場支援や販路開拓に尽力
◎異色の〝営業する公認会計士〟として縦横無尽の活躍
◎〝ベンチャー企業支援の伝道師〟が九州の産業育成に取り組む

上場支援・販路開拓によるベンチャー支援で経産大臣賞

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ピエトロ、総合メディカル、タマホーム、第一交通、イフジ産業、ワールドホールディンクス 、ヤマックス、ハンズマン、日本和装ホールディングス……。
1990年以降に株式を上場した九州の企業のうち、約4割の30社に関係した古賀マネージメント総研株式会社の古賀光雄代表取締役は、「30年余の実務経験を踏まえて、式上場で悪いコトは何も無い」「《上場します》《上場できます》と言わせ切る男であり、ベンチャー企業の夢を実現していくための仕掛け人」と言い切る。

大手監査法人トーマツで長年、〝営業する会計士〟として知られた古賀代表が2012年2月に設立した古賀マネージメント総研では、株式上場に関する経営コンサルティングをはじめ、ビジネスマッチング・販路支援や監査・保証業務内部統制評価(公認会計士業務)などを手掛ける。
「ベンチャー企業が一番困っているのはおカネだ。そのおカネ以前に困っているのは販売先である。ベンチャー企業を成長させるには、まず販路開拓や営業支援が必要であり、ベンチャー企業の経営者と一緒になって考えて行動していく」とする古賀代表は、「企業が成長するどうかのカギを握る販路支援の大前提は、経営者として上場する意欲があるかどうかだ。上場して将来、地域経済に貢献していこうという熱い思いを持った経営者と一緒に地域を盛り立てていくのが私の仕事だ」と力強く語る。

販路開拓や営業支援に加えて古賀代表は、「知恵はあるのにヒト・モノ・カネが無いベンチャーを育てるには、ヒト・モノ・カネや人脈・ビジネスネットワークの豊富な中堅企業や大企業とのビジネスマッチングが大切であり、新規事業を求められる大企業・中堅企業にとっても大きな貢献となり、両方得が実現できる」と、ベンチャー企業と大手・中堅企業とのビジネスマッチングにも力を入れる。
長年のベンチャー企業支援の功績が認められて2015年10月、古賀代表はニッポン新事業創出大賞で『経済産業大臣賞』(支援部門最優秀賞)受賞の栄誉に輝いた。

〝営業する公認会計士〟の誕生秘話、借金8億円が0円

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医師、弁護士と並んで《三大難関資格》と呼ばれる公認会計士は、1948年の公認会計士法の制定で従来の計理士に代わって設けられた。
公認会計士とは、財務書類の監査や証明する専門家だ。上場株式の発行会社、会社法上の大会社は、公認会計士または監査法人による監査を受けなければならない。

公認会計士でもある古賀代表は、子どもの頃からガキ大将で正義感が強かったという。5人兄弟の末っ子として生まれた福岡県久留米市の実家は戦後、畑を売りフォード車2台を購入して開業した『古賀タクシー』というタクシー会社だった。
大学進学者の少ない時代に福岡大学商学部に学んだ古賀代表は、「社会に役立つ仕事をしたい。中小企業のためになる仕事をやろう」と最初、中小企業経営者の相談相手でもある中小企業診断士を目指したものの、大学の講義が面白くなくて、税理士を目指すことにした。簿記3級・2級を取得した古賀代表は、大企業の不正を暴く公認会計士制度を知って、公認会計士を目指していく。

最初の就職先である横浜市の伏見会計事務所で監査チームの一員として働きながら、夜学に通った。会計士資格を取得した古賀代表は外資系会計事務所に在籍した後に帰福、当時の等松・青木監査法人(現有限責任監査法人トーマツ)福岡事務所に入所した。
監査業務を通じて、企業の問題点を指摘するだけでなく、改善策を会社と一緒になって考えなければ、問題は解決しないことを古賀代表が体験して、コンサルティングチームの発足につながった。
一時期、独立も考えた古賀代表は、《トーマツを100人体制の組織にする》という目標を掲げて、営業活動として九州各地の新聞社や証券会社、銀行、生・損保会社とタイアップして相続セミナーや株式公開セミナーを開催した。さらに成長企業向けセミナーも手掛けるなど〝営業する公認会計士〟の誕生にふさわしいスタートアップだった。

経済産業省が推進する、ベンチャー企業が投資家や経営パートナーらと出会う場であるベンチャープラザ九州において、古賀代表がベンチャー企業から持ち込まれた経営相談は8億円の借金問題だった。
古賀代表が最初に手掛けたのは製造権と販売権の各県別販売であり、これらの売却によって4億円もの資金を得た。その一方で借入先の上場会社に対する弁護士を交えた債権カット交渉の結果、わずか3カ月で8億円の借金がゼロになったのだ。
の事実を知った九州経済産業局から推薦されて、経済産業省のベンチャー企業支援対策会議メンバーに就任して、東京・霞が関の経済産業省へ半年間通うことになった。 

一連の出来事を経験して、ベンチャー企業育成を自らのライフワークにする覚悟を決めた古賀代表は、「地域に根差したベンチャー企業を育成することは、地域に産業をつくり出して、地域経済を活性化させていく近道であり、九州のベンチャー企業を年間10社上場させる仕組みをつくり出す必要がある」と決意した。
その後、福岡県ベンチャービジネス支援協議会をはじめ、福岡ベンチャークラブ、福岡市創業者応援団、九州ニュービジネス協議会『二月会』、同『二火会』、同『二水会』、同『九州ニュービジネス大賞表彰』、同『九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト』などの相次ぐ立ち上げに関わってきた。

「ベンチャー企業への上場支援は、九州の産業育成に通ず」

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「《上場しろ》と古賀先生が熱心に言われたので株式公開に挑戦した」のは、古賀代表が母校である福大商学部2部でかつて教えていた時の教え子の一人である日本和装創業者の吉田重久氏だ。
「ベンチャー企業はオーソドックスに上場を目指して大きくしていくべきだ。上場を目指すことで経営者自身も夢を持って企業を成長させるだけでなく、人間的にプラスになる。100年続く企業をつくることを通じて従業員や取引先も幸せになれる。経営者、従業員、取引先の三方良しを実現できるのが株式上場だ」と、古賀代表は力説する。
「九州において上場するベンチャー企業を生み出すことは、九州の産業を育てることであり、〝おらが村〟の自慢できるベンチャー企業を上場企業に育てるべきだ」と考える古賀代表は、株式公開や営業支援などによるベンチャー企業の上場を支援していく〝伝道師〟として依然、多忙な日々を送る。

DATA

名 称:古賀マネージメント総研株式会社
住 所:福岡市博多区博多駅前2-1-1福岡朝日ビル7階
設 立:2012年2月14日
代表者:代表取締役 古賀光雄
事 業:経営コンサルティング、経営相談、後継者・役員・リーダー人材育成支援、ビジネスマッチング・販路支援、セミナー・講演会など
URLhttps://kogamanage.co.jp/

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