【人物図鑑】医療的根拠の美容整体を手掛ける理学療法士が〝魔法の靴下〟を開発

【画像】株式会社Re-style・REVO 代表取締役 清水賢二

株式会社Re-style・REVO
代表取締役
清水賢二

【画像】株式会社Re-style・REVO 代表取締役 清水賢二
株式会社Re-style・REVO
代表取締役
清水賢二

【しみず・けんじ】
1983年生、長野県松本市出身、長崎リハビリーテーション学院卒。熊本県内と福岡県内の病院に勤務した後、2011年に独立・開業。理学療法の知識や技術を応用した予防医学や骨格調整による美容技術の考案に取り組んで2012年に美容整体サロン『ナチュレルフェール』、クラーヌフェイシャル専門店『ランドレス』を開店。2013年に骨格美容であるクラーヌフェイシャル技術の普及を目的とした『日本クラーヌフェイシャリスト協会』を設立して、会長に就任。骨格調整の専門家として、骨格の状態やバランスを分析して関節運動学に基づく美容整体を延べ1万人に施術した実績を持つ。手首や足首に関する独自の理論を提唱して、セルフケア商品として、機能性美容ソックス『エアライズ』などを開発・販売する。著書に『肩こりはもまずに治せる!こりの原因は手首にあった』がある。

【3Points of Key Person】

◎理学療法士が医学的根拠による美容整体を起業、独自商品を開発
◎全国向け美容販売網で開発商品を流通、TV・雑誌でも取り上げる
◎自社開発のセルフケア商品による世界展開を構想する

理学療法士が美容整体で起業、〝魔法の靴下〟を開発

【画像】株式会社Re-style・REVO 代表取締役 清水賢二

医療現場やスポーツ現場でリハビリーテーションを手掛ける国家資格技術者である理学療法士が独立して、解剖学や関節運動などの医学的根拠に基づく施術を行う〝異色の美容整体サロン〟を開業した。そして、独自に編み出した施術理論をもとに開発した機能性美容商品は、1年半で50万足を売り上げるヒット商品になった。
「歩行時の重心をコントロールすることで歩きながら、骨盤を整えることができて、血行も改善していく5本指靴下『エアライズ』は、愛用者から〝魔法の美容ソックス〟と称されることも少なくない」と語るのは、開発者である理学療法士の清水賢二株式会社Re-style・REVO代表取締役だ。

近年、個性的でセンスの良い店舗が軒を連ねて人気を高める福岡市・薬院通り近くで美容整体サロン『ナチュレルフェール』を運営する清水代表は、「ナチュレルフェールとは、フランス語で《生まれたてになる》という意味があり、骨格を調整していくことで《歪み》や、歪みで副次的に発生する《痛み》を緩和させる技術を提供している」と、さわやかな表情をみせる。
骨格調整の専門家として、骨格の状態やバランスを分析した上で関節運動学に基づく独自の施術を延べ1万人に施したという清水代表は、「〝きれいはチカラ〟だと考える。《キレイでありたい》という気持ちは予防医学につながる最高のモチベーションになる」と説く。

日々、施術していく中で、「普段の生活が何よりも大切だ。お客さまがサロンにいらっしゃる時間は、日常の一部にしか過ぎないので、もっと日常的に家庭でも簡単にセルフトレーニングできる商品があれば、誰もが喜ぶと考えたことが商品開発のきっかけだった」と、〝魔法の美容ソックス〟の生みの親である清水代表が商品誕生の経緯を明かす。
その上で、「お客さまの声やお困り事をベースにした課題解決のアイデア出しや新たな商品企画づくりが好きで、自分自身でも得意だと思う」と、にこやかな表情で自らのスタイルやこだわりについて語る。

医学的根拠の施術や商品開発で予防医学に取り組む

【画像】株式会社Re-style・REVO 代表取締役 清水賢二

国宝松本城で知られる長野県松本市で生まれ育ち、長崎市内のリハビリーテーション専門学校に学んだ清水代表は現在、福岡市を拠点に全国区で活動する。
「高校時代の部活動だったバスケットボールでの故障で出会ったトレーナーが理学療法士だったことが縁になって、理学療法士という職業に興味を持った」という清水代表は、「全国的にも九州は理学療法の盛んだったので、中でもメッカともいえる、長崎市の伝統校で学ぶために九州へやって来た。実際に体の構造を勉強してみると、複雑で面白いので夢中になった」と、自らの〝天職〟との出会いについて語る。

卒業後、熊本県内と福岡県内の病院に理学療法士として勤務し、リハビリーテーションを担当した。日々の業務に追われる中で、「病院ではマイナス状態で入院された重症者の方をプラスマイナスゼロの状態までの回復は治療としてできるが、本来はさらにプラス方向へ高めていく予防医学的な取り組みが必要なのでないか」と考えようになったことが、独立・開業するきっかけとなった。

2011年に起業した当初、清水代表はスキルアップセミナーなどを開催しながら、理学療法の知識や技術を応用した骨格調整や予防医学に援用できる美容技術の考案に取り組んだ。
そして、2012年に整体美容サロン『ナチュレルフェール』を開店した清水代表は、「オープン時、整体師が営むことが多い整体院を理学療法士が開業するのは当時、大変珍しかった」と振り返る。
「開業当初は何の伝手もなく集客で苦労したが、来店された方々の口コミと評判で広がっていた」とする清水代表は、2013年には骨格美容であるクラーヌフェイシャル技術の普及を目的とした『日本クラーヌフェイシャリスト協会』を設立して、会長に就任した。

その後、2014年から『エアライズ』をはじめ、独自の手首サポーターや保湿クリーム、サプリメントなどを商品づくりに乗り出したが、先行投資を伴う商品開発では資金面での苦労や製造委託先とのトラブルなども経験した。
そうした中、全国的な美容販売チャンネルを持つビジネスパートナーとの出会いで、「これまでの1対1による対面指導から全国各地にセルフケア商品をお届けすることが可能になった」と、清水代表は破顔一笑する。
「ブランド名『ビューティーアーマー』のアーマーは『鎧』を意味し、〝強くて美しい女性〟の方々への思いを込めている」と明かす清水代表による開発商品はテレビ番組や女性誌・ファッション誌などで取り上げられことも多い。
「いろいろな経験や出来事を経て、自分自身の視野や世界も広がった」とする清水代表は、美容整体や自社開発商品の普及に向けた〝伝道師〟として東奔西走する。

米国NYからのセルフケア商品の世界展開を構想

【画像】株式会社Re-style・REVO 代表取締役 清水賢二

「今後は日本国内に限らず、海外にも発信していきたい」との構想を抱く清水代表は、ニューヨークなどのアメリカ中心部での知名度獲得をテコにした世界展開も構想している。
《なぜ、世界進出なのか》という問いに対して、「人間の困っていることは世界中どこでも基本的に同じであり、人の役に立ちたい」と答える清水代表は、「私自身が開発したセルフケア商品が、体質改善や予防医学のきっかけになれば、本当に嬉しい」「人に役立ちことが私自身のモチベーションであり、自らの元気の素になっている」と、はつらつと語る。

DATA

名 称:株式会社Re-style・REVO
住 所:福岡市中央区薬院3-13-22 新宝ビル4F
創 業:2011年
設 立:2012年10月
代表者:代表取締役 清水 賢二
事 業:美容および整体に関するインストラクターの育成研修・講習事業、美容整体サロンの運営。美容品、化粧品およびサプリメントの企画・販売
URLhttp://restyle-beauty.com/

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