【人物図鑑】アドラー心理学を土台に人材育成や組織活性化、女性活躍・自立を支援

【画像】アドラーコンサルティング 代表 川島令詩

アドラーコンサルティング
代表
川島令詩

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代表 川島令詩
アドラーコンサルティング
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川島令詩

【かわしま・れいじ】
1967年8月13日生、粕屋郡須恵町出身、九州産業大学付属九州高校卒~麻生電子ビジネス専門学校(現麻生情報ビジネス専門学校福岡校)中退。クレープとジェラート店『ディッパーダンアイスクリーム』を運営するダイエー子会社の株式会社ダイエーファーストフーズサービス(現株式会社ダイエーファーストフーズサービス)に入社、店長となる。その後、金融先物会社に転じた後、複数の広告代理店に勤務して、経営コンサルタントとして独立。美容用品卸売会社に入社。その後、グループ会社のダイエット食品販売会社の社長に就任。2016年アドラーコンサルティングを創業して代表に就任。座右の銘は「知行合一」。

【3Points of Key Person】

◎日本アドラー心理学協会認定インストラクター、女性対象の学習会を発足
◎多彩な営業経験・事業実績を基に実践派の経営コンサルタントとして活動
◎アドラー心理学からの〝守破離〟を通じて、新たな境地へ一歩踏み出す

アドラー心理学を起点にして、『女師塾』を立ち上げ

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代表 川島令詩

日本国内での累計発行部数208万部、海外翻訳版も含めた世界累計で同485万部(2020年2月時点)を突破したベストセラー『嫌われる勇気』は、アドラー心理学をベースとする。
フロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨頭の一人であるアドラーは、《すべての悩みは対人関係の悩みである》とした上で、人は〝目的〟に沿って生きているとする〝勇気の心理学〟を世に送り出した。

「心理学をベースとした人材育成事業を主に手掛けており、その人の強みや特徴を把握できることが、私自身の長所になっている」と、アドラーコンサルティングの川島令詩代表は自らについて語る。
一般社団法人日本アドラー心理学協会の認定インストラクターでもある川島代表は長年、法人対象の経営コンサルティングをはじめ、企業向けセミナーや人材育成事業、組織活性化を手掛けてきた。

2020年3月に女性を対象とした学びの場である『女師塾』を立ち上げた川島代表は、「子育てを終える40歳前後を境に女性は大きく変わっていく。彼女らにとっての自分自身の軸と土台をつくっていくのが『女師塾』であり、各自の強みや個性を生かしながら、社会に貢献していく〝信頼と尊敬のコミュニティー〟を目指している」と説く。
3カ月を1クールとする女師塾では、アロマの事業化を夢みていた看護師の第1期生が入塾をきっかけに医療関連者と知り合い、アロマ外来を検討していた医療機関と巡り会った。「自分の価値を高めていくと、目指していたゴールが自然に自分の方へ近づいて来る」と、川島代表は解説する。
昨今、女性活躍の時代と言われて、これからの担い手と期待される女性について、川島代表は、「女性は素直に興味を示して、実践するのが早い。男性のようにプライドが邪魔をすることはない」という点を指摘する。

叩き上げの実践派、平尾小PTA会長が人生の転機

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代表 川島令詩

「子どもの頃は、典型的ないじめられっ子だった。弱い存在だったので、常に他人の顔色や行動を気にしていた。実際に大人になってみると、その経験や習性が、人を見抜く力となって、営業の現場や人間関係づくりの場で大いに生きた」と語る川島代表は遠くを見つめる。

《将来は社長になろう》との青雲の志を抱いた川島代表は高校卒業後、新設の専門学校に第1期生として入学した。
しかし、簿記・会計で挫折して中退した川島代表は、《まず人の使い方を実地で学ぼう》と考え、大手流通グループの外食事業会社に入社した。
そして、19歳で店長になったものの、「現場での人間関係が駄目だった。何よりも相手を圧倒できる能力を身に付けていなかった」と悟った川島代表は金融先物会社へ転じたものの、自著の電子書籍『1億円もらっても戻りたくない会社 超S級ブラック企業』という題名通りの会社だった。

過酷な営業経験をバネに広告業界へ飛び込んだ川島代表は、確たる営業実績を上げて、25歳の時に経営コンサルタントとして独立した。
「私自身、叩き上げだったこともあり、いわゆる理論屋や評論家と一線を画していた。実践で使えるかどうかが大事であり、私自身も相手に役立つことを重視してきた」とする川島代表は主に営業研修や営業リーダー育成を手掛けた。
折からのブームに乗って自らもたこ焼き事業を手掛けて、失敗した川島代表は、「やはり本気度が足らなかった点が原因であり、その後の人生における大きな教訓となった」と率直に語る。

知己の経営者から紹介された美容用品卸会社にナンバー2として招かれた川島代表は美容室向け営業担当者15人を統括する立場に就いたが、急な就任だったこともあって社内からの猛反発を食らう。
「圧倒的な実力をみせないと、人はついて来ない」ことを知る川島代表は、各担当者の不得手な取引先や喪失した顧客のもとへ同行営業して、〝ランチェスター流の接近戦〟で大いに実績を上げた。

そして、従来の卸売ルートに新たな商材として、OEM(相手先ブランドによる生産)のダイエット食品を投入した。
販売促進用として企画・制作したチラシには、同食品で8㌔の減量に成功した自分自身の姿があった。
美容用品卸会社に5年勤務した後、ダイエット食品事業を切り離して分社化するカタチでの再独立を果たした。

川島代表にとって人生の転機となったのは、平尾小学校のPTA会長への就任だった。
当初の依頼時にためらったものの、「福岡市中央区で最も生徒の多い小学校のPTA会長であり、大変名誉な仕事を頼まれているのではないか」と考えて引き受けた。
就任後、美容関連業界にいた名残の白い上下スーツに茶髪といういでたちで壇上に上がると、冷淡な視線を全身に浴びたが、原稿を読まずに堂々とスピーチすると、一転して大きな拍手が沸き起った。その後、いろいろな会合でのスピーチも評判になり、称賛する声も相次いだ川島代表は、「伝えることが自分自身の強みだと気づき、世の中で貢献していきたいという思いが募っていった」と懐古する。

個人の土台と軸は、各自の魂によって導き出される

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「困っている人たちに言葉を届けたい。そして、これらの言葉が古典のように人々にとっての普遍な基軸となり得たら、本当に嬉しい」と語る川島代表は、ほぼ毎日つづった言葉をFacebookにアップし、最近ではYouTube動画も続けさまに公開している。

「基本は目の前にいるお客さまの予想や期待を大きく超えることであり、能力・人間性・価値観がカギとなる」「ワクワクする反対側にある、嫌なことの中にも本当のモノが潜んでおり、新たなヒントがある」と考える川島代表が最近、注目しているのは、〝魂〟という存在だ。「安易なスピリチュアル的なものでなく、個人のブレない軸をつくり出していくのが魂である」と力説する。

守破離――。「価値のある人間になっていくことで影響力自体もアップさせながら、更に発信力を高めたい」と願う川島代表は、アドラーの共同体感覚(貢献感・信頼感・所属感)と勇気づけを起点にして、新たな境地へ一歩踏み出していく。

DATA

名 称:アドラーコンサルティング
住 所:福岡市中央区平尾1-3-31-511
創 業:2016年
代表者代表 川島令詩
事 業:経営コンサルティング業務、女師塾の運営

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