【人物図鑑】地域・仲間とスクラムを組み、〝世界一の九州・沖縄〟へトライしていく

【画像】キリンビール株式会社 九州統括本部長 三宅清三郎

キリンビール株式会社
九州統括本部長
三宅清三郎

キリンビール株式会社
九州統括本部長
三宅清三郎

【みやけ・せいざぶろう】
1969年1月10日生、東京都出身、慶応義塾高校卒~慶応義塾大学法学部政治学科卒。1991年4月キリンビール株式会社に入社、2006年3月同社広域統括本部広域流通第3部部長(仙台)、2008年9月同社北海道統括本部北海道流通部部長、2011年9月同社関信越統括本部群馬支社長、2012年1月キリンビールマーケティング株式会社群馬支社長、2013年10月同福岡支社長、2016年10月キリンビール株式会社マーケティング本部営業部主幹兼同社営業部TOPチームゼネラルマネジャーを経て、2019年3月キリンビール九州統括本部長に就任。

【3Points of Key Person】

◎キリンビールの九州地区のトップであり、2度目の福岡・九州勤務
◎ 慶大ラグビー出身、選手・コーチ・監督でのラグビー歴は四半世紀
◎ 同社のCSV活動『世界一の九州・沖縄をつくろう。』に尽力していく

慶応ラグビー卒、福岡支社長を経て再び九州へ

【画像】キリンビール株式会社 九州統括本部長 三宅清三郎

インターネット上の仮想大学『キリンビール大学』によると、2018年における日本のビール(発泡酒・新ジャンル含む)消費量は、世界7位の511万klだった。ヤフオクドーム(容積176万㎥)をジョッキに見立てると、3杯弱に匹敵する。
国税庁によると、2018年度の酒類販売数量は841万klで、全体の6割強を占める。そして、日本におけるビール、発泡酒、新ジャンル(その他の醸造酒[発泡性]、リキュール[同])の税率は2020年10月以降、段階的に変更されて2026年10月に一本化される。

今後の市場動向も踏まえ、キリンビール株式会社は2020年10月6日、日本のビールとして初の糖質ゼロ商品『キリン一番搾り 糖質ゼロ』を発売した。「造り上げられた商品を通じて、お客さまへ≪おいしい・うれしい・楽しい≫をお届けしていくのが私たちの仕事であり、業務を通じて地域の活性化に貢献していきたい」と、キリンビール株式会社九州統括本部の三宅清三郎本部長は、はつらつとした表情をみせる。

2013年10月から3年間の福岡支社長勤務に続いて、2019年3月の九州統括本部長就任で2度目の九州勤務となった三宅本部長は、「地元の人たちと一緒になって、九州・沖縄を盛り上げていきたい」「個人的な信条として、NOと言わない。私自身の答えは『はい』『イエス』『ウィ』(仏語でのイエス)しかない」と豪快に笑う三宅本部長は、慶応義塾大学ラグビー部出身だ。
キリンビールでもラグビー部で選手、監督として活躍すると共に〝タイガー軍団〟のコーチや監督も務めた。

営業の最前線を歩み、支社長として世界遺産3つ

【画像】キリンビール株式会社 九州統括本部長 三宅清三郎
毎年恒例の雪中ラグビー(キリンビール千歳工場)

One for all, All for one――。三宅本部長とラグビーとの出会いは、中学3年生の秋だった。当時、野球部員だった三宅少年は、同じく野球部を引退した仲間6人と一緒にラグビー部に入部し、ラグビー歴は四半世紀におよぶ。

「ラグビーの魅力はチームスポーツとして、ポジションごとに与えられた役割が明確になっており、仲間と協力しながら、チームの勝利に貢献していく点にある」と、三宅本部長は考える。
もっとも、大学時代は低迷期であり、挽回に向けて練習量は拡大の一途をたどった。しかし、負のスパイラルに陥ってしまった結果、1年生の部員らが脱走するという事件が起きた。主将として矢面に立たされた三宅本部長は、「それまで伝統として墨守していた悪しき慣習を見直し、止めるべきことは廃止するという一大改革に乗り出した」。一連の改革がブレイクスルーになって、コーチとして迎えた創部100周年の1999年大学選手権では見事に優勝を成し遂げた。

ラグビーが縁で入社したキリンビールではラグビー選手として縦横無尽にフィールドを駆け回った三宅本部長は、営業の第一線でも飛び回った。
「自分が会社の代表という意識で、新入社員時代から社長の名代というつもりで仕事をしてきた」という三宅本部長は、「立場やポジションが変わっても、私という人間そのものは変わらず、いまでも新入社員時代の取引先と付き合いがある」と破顔一笑だ。
仕事柄、グラスを傾けることも多い三宅本部長は、「≪キリンビールに切り替えて商売が繁盛し、事業も大きくなったこと」などの昔話を聞きながら、ビールで喉を潤すのが好きだ。そして、≪お前に出会えてよかった≫と言われると、営業冥利に尽きる」と顔をほころばせる。

群馬支社長時代の『富岡製糸場と絹産業遺産群』、福岡支社長時代の『明治日本の産業革命遺産』『「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群』と在職中に3つの世界遺産登録を経験した三宅本部長は、「世界遺産は地域の歴史や文化などを物語っており、世界的にも認められたことの意義は大きい」と真摯に語る。

『世界一の九州・沖縄をつくろう。』にトライしていく

【画像】キリンビール株式会社 九州統括本部長 三宅清三郎
福岡県糸島市で地元の人たちと一緒に麦踏みした時の一コマ

福岡県はビールなどの原料になる二条大麦の収穫量第3位という大麦の一大産地だ。
福岡県朝倉市にあるキリンビール福岡工場は全国で唯一、ビール大麦を麦芽にするための製麦ができる設備が存在する。年産25万キロリットルの生産能力を持ち、九州7県と沖縄県、山口県向けに供給している。

「九州・沖縄でやりたいことは、食・旅・人をキーワードにしながら、お客さま第一を実践していくことで『世界一の九州をつくろう。』を実現することだ」と、三宅本部長は自社のCSV(共有価値創造)活動に言及する。
ラグビー指導者を長年務めてきた三宅本部長にとって、部下はチームメンバーだ。「九州・沖縄のメンバーには、≪自分が会社の顔だ≫という意識で主体的に取り組んでほしい」と語り掛ける三宅本部長は、「チームメンバーの成長が嬉しく、何よりも好きだ」と、胸の内を明かす。

ラグビーとビールを愛する三宅本部長は、「ビールは〝情報〟で飲んでいる面がある。関わった人たちに影響されて銘柄を選びがちなので、リアルな〝接近戦〟に加えて、SNSなども活用しながら情報発信していきたい」と、九州・沖縄というフィールドにおいて仲間たちとスクラムを組んでゴールへのトライを目指す。

DATA

名 称:キリンビール株式会社(麒麟麦酒株式会社)
住 所:九州統括本部:福岡市中央区天神2-14-8 福岡天神センタービル15F
(本社:東京都中野区中野4-10-2)
設 立:2007年7月1日(創業:1885年7月)
代表者:代表取締役社長 布施孝之
事 業:酒類の製造、営業、販売
URLhttps://www.kirin.co.jp/

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